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Channel: そういちコラム
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数千年の進歩の速度を可視化するグラフ

つい先日、noteに新しい記事を投稿しました。過去数千年にわたる、各年代の「世界で最も大きな(最大級の)都市の人口規模」を片対数の目盛りに落としたグラフについて。「最大級の都市の変遷グラフ」と名づけました。この記事は、私にとっては「20年かけて書いた」ともいえる、とくに重要なものです。ぜひお読みいただければ。グラフはつぎのようなものです。ここには、メソポタミア文明のウルク、バビロン、ローマ、唐の長安...

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優等生的な発想の限界・今回の自民党総裁選挙

新しい自民党総裁に高市さんが決まりました。マスコミの予想は、だいたい外れました。私も、外れました。最近、重要な選挙で、マスコミの予想・見立てが外れることが増えていると思います。たとえば都知事選における石丸旋風、兵庫県知事の出直し選挙などはそうでした。先のアメリカ大統領選挙のトランプ氏の圧勝についても、同じことがいえるでしょう。優等生の正統派知識人が理解しにくい動きが、今の政治にはあるということです。...

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すぐれた読みやすい自伝・坂本龍一『音楽は自由にする』

今年3月に亡くなった坂本龍一さん(1952~2023)の自伝『音楽は自由にする』(新潮文庫)を読みました。2009年に新潮社から出版された単行本を、つい最近(2023年5月発行として)文庫化したもの。編集者の鈴木正文さんを聞き手として坂本さんが語ったことを、インタビューとしてではなく、「ひとり語り」としてまとめています。本書は、1人の音楽家の歩みを生き生きと伝える、すぐれた自伝だと思います。「現代日...

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「あの戦争」を考えるための当ブログの記事まとめ

私は、このブログで戦争や平和について考えるための記事を、かなり書いてきました。私そういちは、歴史関連をおもなテーマとする(ほかの仕事と兼業の)売れない物書きで、世界史を概説した商業出版の著書もあります(『一気に流れがわかる世界史』PHP文庫)。一気に流れがわかる世界史 「中心」の移り変わりで読み解く (PHP文庫)作者:秋田...

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「基本的人権」のことを忘れない

参議院選挙が近くなってきました。私は投票に行くつもりです。みなさんにも「選挙に行こう」とおすすめしたいです。ただ、選挙に行くとしても「基本的人権のことを忘れないで欲しい」と願っています。今回はとくに。基本的人権とは、要するに、命や財産の安全や、行動や発言の自由が守られるということ。***幅広い事柄をカバーした基本的人権が、社会の構成員全員に対し保障されていること。そして、誰が保障の対象であるか、つま...

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民主主義の優位を主張する「歴史の終わり」論は、まちがっていたのか?

ソ連などの社会主義体制が崩壊した「冷戦終結」の頃(1990年代初頭)のこと。西欧やアメリカの体制を典型とする「リベラルな民主主義」の優位性を主張する「歴史の終わり」論が、話題になったことがあります。フランシス・フクヤマ(1952~)というアメリカの思想家が打ち出したもので、簡単にいうと、つぎのような主張です。リベラルな民主主義こそが究極の政治体制であり、ほかの体制はそれよりも不完全で重大な欠陥があっ...

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アメリカの鎖国を描いた「マンハッタンの黒船」という1970年代のマンガ

諸星大二郎のマンガで「マンハッタンの黒船」という短編があります。1978年に『別冊少年ジャンプ』に掲載された作品。198X年に、アメリカ合衆国は鎖国を断行。その99年後に縁井(へりい)提督率いる日本の黒船(巨大な原子力艦)がマンハッタンに来航して開国を迫る。鎖国下のアメリカは、謎の「永世大統領」が支配している。このマンガは、つぎの説明で始まります。《アメリカが 鎖国を断行したのは...

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カルトの「説明力」という魅力にご用心

オウムによる地下鉄サリン事件から30年。私は当時若いサラリーマンで、仕事の傍ら哲学や歴史の本を読むのが、大事な生きがいや逃げ場でした。一応は会社生活になじんでいましたが、違和感もかなり感じていました(のちに40代の時、私は起業するために会社を辞めています)。そんな私にとって、あの事件は大きな関心をひくものでした。とくに「有名大学出身者などの、かなりのエリートたちが、なぜあんなカルトにひっかかったのか...

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現代や未来を考えるための世界史の記事

今年の新しい取り組みで、2週間ほど前にnoteをはじめました。「現代や未来を考えるための世界史の記事」ということをうたっています。それを、世界史に詳しくない人にもわかりやすく。すでに10本近い記事を投稿しています。それらのnoteの記事は、これまでやってきたブログ記事の大幅な増補・改訂です(元の記事の2倍~数倍の分量になっています)。そのような、過去に書いたものの再検討・完成版のような記事を今後も投...

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「管理者」「中間管理職」たちの記者会見

さきほどまで16時頃から3時間くらい、まだ続いているフジテレビの記者会見の放送をみていました。私がとくに感じたのは、「この社会では、“ほんとうの権力者”は、きわめて稀な存在である」ということです。つまり、真の意味で「自分だけが自分の主人であり、誰かに自分を委ねる必要がない人間」は滅多にいないのだと。この会見で説明していたメディアグループの社長・会長を含む経営幹部の人たちは、何かを恐れている感じがしま...

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デマに騙されないための大事な考え方

デマに騙されないための考え方について、科学史家・教育学者の板倉聖宣(1930~2018)は、1964年に高校生向けの雑誌に発表された文章で、こんなことを述べています。“相手のデマや宣伝にひっかからないためには,相手の言い分にのって,こまごました議論や行動にインチキがないかどうか、一つ一つ緻密にたしかめていっても,なかなかそのまちがいに気づかないことが多いものですが,おおまかでもよいから,もっと広い視...

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兵庫県知事選挙の結果から・何が嫌われているか

「何が嫌われているか」を見出し、それを徹底的に攻撃すること――それが現代の選挙ではきわめて重要である、ということを、このブログでは、このところ何度か述べています(都知事選やアメリカ大統領選関連の記事)。経済成長が見込めなくなった、将来への期待を抱きにくい社会では、そのようなネガティブな感情が大きな影響力を持つ、ということも以前に述べました。今回の兵庫県知事の選挙でも、上記の主張はあてはまると思います...

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日本とアメリカの選挙・政治に影響を与える嫌悪感

10月の日本の衆議院選挙と先日のアメリカ大統領選挙を通じて、私は「今の政治を動かしている嫌悪感や憎しみは何だろうか」ということを考えました。何かを嫌い・憎む感情が、今の政治には決定的な影響をあたえていると思うのです。現代の先進国のような、以前ほどの経済成長ができなくなった社会、つまり将来への期待を持ちにくい社会では、嫌悪感のような人間のネガティブな面が強い影響力を持つ、ということです。そして、私のな...

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系統だった政策のパッケージを

明日10月27日は衆議院選挙の投票日。誰に・どこに投票するか。さまざまな立場の政党があります。おもな政党のそれぞれの主張には、それぞれもっともなところがあると、私は思います。この「それぞれもっともなところがある」という感覚を、私は大事にしているつもりです。しかし、自分の考えとぴったり重なると思える政党もみあたりません。それは当然のことです。いろいろ不満があるとしても、ベターだと思う政党や人を選ぶのが...

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コレクションされるモノの価値

大谷翔平選手が「50-50」を達成したときのホームランボールが、日本円で6億6千万円で落札……こういうニュースを見聞きすると、「コレクションされるモノの価値」というのは、そのモノ自体よりも、その背景にある「物語」「コンセプト」のような付加的な情報なのだと痛感します。あの6億何千万円のボール自体は、モノとしては、少し汚れた、ただの野球ボールにすぎないのですから。***ドラえもんのひみつ道具に「流行性ネ...

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私の長期投資・この20年余りのこと

私は、30代だった2000年頃から株式投資をしています。といっても、個別銘柄ではなく、株式投資を行うファンドを複数買っているのです。私が買いはじめた当時、日経平均は1万円を切っており、株式投資への関心は、今よりも低かったと思います。その後、夫婦共働きでそれなりの給料があった頃には、夫婦それぞれで毎月の積立とともに、ボーナスでファンドを買っていました。当時の私たち夫婦は、今でいうFIREをめざしていま...

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定員のある夢・オリンピックをみながら

「夢をかなえる」というときの「夢」は、「その夢にどの程度のきびしい定員があるか」という視点で分類・整理ができると思います。つまり、「その夢・目標をかなえられる人数がどれだけ限定されているか」ということは、「夢」というものを考えるうえで大事な要素です。そのような「定員」が最もきびしいのが、スポーツ競技の世界です。オリンピックで金メダルがとれるのは、世界でたった1人。オリンピックに出場できる枠も、きびし...

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ジャンヌ・ダルク 農家の娘の、国を救う戦い

「ジャンヌ・ダルクってほんとうにいたんですか」という人と話したことがあります。たしかに「伝説」っぽい人ですが、彼女は実在の人物です。パリオリンピックが開幕します。「フランスといえばジャンヌ・ダルク(1412~1431)」ということで、彼女をごく手短にご紹介。***1400年代のフランスに、ジャンヌというごくふつうの、中流の農家の娘がいました。彼女は17歳のとき、英仏の「百年戦争」で、フランスの重要な...

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映画『ルックバック』感想・「自分の才能」と向き合う

先日、郊外のシネコンでアニメ映画『ルックバック』(押山清高監督)を、夫婦で観てきました。人気漫画『チェンソーマン』の作者・藤本タツキによる同タイトルの短編(といっても150ページ弱あるそうです)をアニメ化したものです。「上映時間58分」という、多くのスクリーンで公開される作品としては異例の尺。ネット上の評判をみて、「ぜひ観たい」と劇場に足を運びました。私が観たときは、若い客がほとんど。中高年は私たち...

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都知事選から思う・「何が嫌われているか」を察知することの重要性

今回の東京都知事選の結果をみて、とくに思ったのは、つぎのことです。「政治において、与党や既得権側ではない、挑戦者あるいはアウトサイダーにつよく求められるのは、“有権者のあいだで何が嫌われているか”を察知することである」その「嫌われている何か」がみえていれば、それを「敵」として批判・攻撃することを、ときには貶めることさえも、徹底して行うのです。情熱をこめて、ひるむことなくそれを行う。それは自分の立場や...

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